爬虫類に与えられる野菜の種類とおすすめ!押さえておきたい栄養素!

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爬虫類を健康に育てるためには、適切な食事が欠かせません。特に野菜は、ビタミンやミネラルが豊富で、爬虫類の健康維持に重要な役割を果たします。今回は、爬虫類に与えられる野菜の種類とおすすめ、さらに押さえておきたい栄養素について詳しくご紹介します。

この記事は以下のような人におすすめ

「野菜がメインの爬虫類を飼育しようとしている人」
「爬虫類の栄養管理に興味がある人」

爬虫類に与える野菜の種類を増やしたい人

目次

爬虫類に与えられる野菜の種類とおすすめ!押さえておきたい栄養素!

爬虫類に与えられる野菜の種類と抑えておきたい栄養素について、整理してみました。

意外とまとまっている情報が少なく、皆さんに有益な情報となれば嬉しいです。

爬虫類に与えられる野菜の種類

小松菜👑

  • 特徴: 日本の食卓にも馴染みが深い野菜。どの季節でも手に入れることができ、価格も安価で手に入れられる。緑葉野菜の中でもカルシウム含有量が多くリクガメやフトアゴ、イグアナも比較的好んで食べる。ただし甲状腺腫誘発物質が含まれているため甲状腺機能低下をおこす可能性がある。そのため与えすぎには注意が必要
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分。
  • : アブラナ科(Brassicaceae)
  • 与え方: 生のまま細かく刻んで与える。

リーフレタス/グリーンリーフ

  • 特徴: 柔らかくて食べやすい。水気も多い野菜のため水分を野菜から摂取させたい際におすすめ。しかし他の緑葉野菜より栄養価が少なく、リン酸が多いため与えすぎには注意が必要。
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンK、カルシウム
  • :キク科(Asteraceae)
  • 与え方: よく洗い細かく切って与える

ケール

  • 特徴: 高栄養価で、多くの爬虫類に嗜好性が高い。ただし甲状腺腫誘発物質が含まれているため甲状腺機能低下をおこす可能性がある。そのため与えすぎには注意が必要。
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分。
  • : アブラナ科(Brassicaceae)
  • 与え方: 生のまま細かく刻んで与える。

チンゲン菜👑

  • 特徴: 食べやすく、多くの爬虫類に好まれる。小松菜よりカロリーが低め。ただし甲状腺腫誘発物質が含まれているため甲状腺機能低下をおこす可能性がある。そのため与えすぎには注意が必要。青臭いのが嫌なのか私の家の生体はほぼ食べません。。。
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、カルシウム。
  • : アブラナ科(Brassicaceae)
  • 与え方: 生のまま細かく刻んで与える。

ズッキーニ

  • 特徴: 水分が多く、食べやすい。きゅうりと同じウリ科だが、きゅうりより栄養価は高い。
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンA、マグネシウム。
  • : ウリ科(Cucurbitaceae)
  • 与え方: 薄切りにして与える。

パプリカ

  • 特徴: 鮮やかな色があり、栄養価も高い。
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンA、カリウム。
  • : ナス科(Solanaceae)
  • 与え方: 細かく切って与える。

ブロッコリー

  • 特徴: 小さな房が食べやすい。ただし甲状腺腫誘発物質が含まれているため甲状腺機能低下をおこす可能性がある。そのため与えすぎには注意が必要
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンK、カルシウム。
  • : アブラナ科(Brassicaceae)
  • 与え方: 小さく切って生のまま与える。

カボチャ

  • 特徴: 甘みがあり、多くの爬虫類が好む。カロリーが高いため、与えすぎには注意
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、カリウム。
  • : ウリ科(Cucurbitaceae)
  • 与え方: 蒸して柔らかくした後、細かく刻んで与える。

ニンジン

  • 特徴: カリカリとした食感が楽しめる。
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンK、カリウム。
  • : セリ科(Apiaceae)
  • 与え方: 細切りにして生のまま与える。

キャベツ

  • 特徴: 葉が大きく、細かく切ることで食べやすくなる。ただし甲状腺腫誘発物質が含まれているため甲状腺機能低下をおこす可能性がある。そのため与えすぎには注意が必要
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンK、繊維質。
  • : アブラナ科(Brassicaceae)
  • 与え方: 細かく刻んで生のまま与える。

サツマイモ

  • 特徴: 甘みがあり、多くの爬虫類に好まれる。糖分とカロリーが高いため、与えすぎに注意
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、食物繊維。
  • : ヒルガオ科(Convolvulaceae)
  • 与え方: 蒸して柔らかくした後、細かく刻んで与える。

ほうれん草

  • 特徴: 葉が柔らかく、多くの爬虫類が好む。ほうれん草に含まれているシュウ酸は、カルシウムの吸収を阻害するため、与えすぎに注意
  • 栄養素: ビタミンA、ビタミンC、鉄分。
  • : アカザ科(Amaranthaceae)
  • 与え方: 生のまま細かく刻んで与える。

オクラ

  • 特徴: 粘り気があり、栄養価が高い。価格は高いが粘っこい触感が良いのか生体によっては、食いつきがよい。カルシウムも多く含まれる。
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンA、カルシウム。
  • : アオイ科(Malvaceae)
  • 与え方: 生のまま細かく刻んで与える。

ビーツ

  • 特徴: 鮮やかな色があり、栄養価も高い。
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンA、鉄分。
  • : アカザ科(Amaranthaceae)
  • 与え方: 蒸して柔らかくした後、細かく刻んで与える。

ゴーヤ

  • 特徴: 特有の苦味があるが、栄養価が高い。
  • 栄養素: ビタミンC、ビタミンA、カリウム。
  • : ウリ科(Cucurbitaceae)
  • 与え方: 生のまま薄切りにして与える。

リンゴ

  • 特徴: 水分が多く水分補給用として与えるのがよい。ただし糖分が多いため、与えすぎに注意。
  • 栄養素: ビタミンC、食物繊維、カリウム
  • : バラ科(Rosaceae)
  • 与え方: 小さく切って与える。

バナナ

  • 特徴: 水分が多く水分補給用として与えるのがよい。ただし糖分がかなり多いため、与えすぎに注意。
  • 栄養素: ビタミン、カリウム、食物繊維、ポリフェノール
  • : バショウ科(Musaceae)
  • 与え方: 小さく切って与える。

おすすめの野菜とその理由

爬虫類に与える野菜を選ぶ際には、以下の点に注意することが大切です。

バランスの取れた栄養素

爬虫類の健康を維持するためには、ビタミンA、カルシウム、鉄分などの栄養素をバランス良く摂取することが必要です。例えば、ケールや小松菜はビタミンAとカルシウムが豊富で、骨の健康を維持しながら視力や免疫力をサポートします。

同じ野菜ばかりを与えるのではなく、さまざまな種類の野菜を取り入れることで、栄養のバランスが整います。例えば、リーフレタスやキャベツは繊維質が豊富で、消化を助ける一方、パプリカやブロッコリーはビタミンCが豊富で、免疫力を高めます。

安全性

農薬が使用されていないオーガニックの野菜を選ぶことで、爬虫類の健康リスクを減らすことができます。特に、皮をそのまま食べる野菜(例: ズッキーニやパプリカ)は、オーガニックを選ぶことが推奨されます。

もちろん通常の野菜でも問題はありませんが、与える前に必ず水で擦り洗いを行い農薬をしっかりと落としましょう。

押さえておきたい栄養素

ビタミンA

  • 役割: 目の健康、免疫力の向上、皮膚の健康維持。
  • 含まれる野菜: リーフレタス、ケール、小松菜、チンゲン菜、ニンジン、サツマイモ、ほうれん草、オクラ、ビーツ、ゴーヤ。

カルシウム

  • 役割: 骨の健康維持、筋肉の機能
  • 含まれる野菜: リーフレタス、ケール、小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、オクラ。

ビタミンC

  • 役割: 免疫力の向上、抗酸化作用。
  • 含まれる野菜: ケール、小松菜、チンゲン菜、ズッキーニ、パプリカ、ブロッコリー、カボチャ、ニンジン、サツマイモ、ほうれん草、オクラ、ビーツ、ゴーヤ、リンゴ。

鉄分

  • 役割: 血液の健康、エネルギーの生成。
  • 含まれる野菜: ケール、小松菜、ほうれん草、ビーツ。

カリウム

  • 役割: 筋肉の機能、血圧の調整。
  • 含まれる野菜: パプリカ、カボチャ、ニンジン、ゴーヤ。

食物繊維

  • 役割: 消化の促進、腸内環境の改善。
  • 含まれる野菜: キャベツ、サツマイモ。

野菜の準備と与え方

爬虫類に野菜を与える際には、適切な準備が必要です。

  1. 洗浄: 農薬や汚れをしっかりと洗い流しましょう。農薬が爬虫類にどのような影響を及ぼすか解明はされていません。
  2. 刻む: 爬虫類が食べやすいサイズに細かく刻むことで、消化を良くしましょう。
  3. 調理: 一部の野菜(例: サツマイモやカボチャ)は蒸して柔らかくすることで、爬虫類が食べやすくなります。あとは大きめの種などは消化できないため、取り除きましょう。

野菜の保存方法

野菜の栄養価を保つためには、適切な保存方法も重要です。

  • 冷蔵保存: 葉物野菜は冷蔵庫で保存することで、鮮度を保ちます。
  • 冷凍保存: 大量に購入した野菜は、冷凍保存することで長期間保存が可能です。ただし、解凍をしっかりしてから与えましょう。下痢や体調不良の原因になります。

与える頻度と量

与える量や頻度は爬虫類の種類やサイズによって異なります。

例えば、リクガメの場合にはベビーは1日1回以上野菜を含めた餌を与えます。アダルトになると1日1回になります。

フトアゴヒゲトカゲの場合には、ベビーは1日1回野菜を含めた餌を与えますが、アダルトになると3日に1回程度の頻度となります。

サイズや種類によって異なりますので、本やインターネットで調べましょう。

与えすぎに注意する野菜

アブラナ科の野菜

  • アブラナ科の野菜(小松菜、チンゲン菜、ほうれん草、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーなど)は、ゴイトロゲンと呼ばれる物質を含んでいます。これが甲状腺ホルモンの合成を阻害し、甲状腺腫などの病気を引き起こす可能性があります。トカゲやカメの主食となりがちですが、実は甲状腺腫になってしまう可能性があり、注意が必要です。

トマト

  • トマトは、アルカロイドと呼ばれる毒素を含んでおり、これが嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こす可能性があります。緑色の部分にはアルカロイドが多く含まれているため、与える場合は取り除く必要があります。緑のトマトは与えないようにしましょう。少し熟れているトマトだと安心です。いずれも上げすぎには注意しましょう。

アボカド

  • アボカドは、ペルシンと呼ばれる脂肪酸を含んでおり、これが心臓に負担をかけ、心筋症などの病気を引き起こす可能性があります。

その他

  • 上記以外にも、シュウ酸を含む野菜(ほうれん草、フキノトウ、ゼンマイ、ワラビなど)や、糖質が多い果物(ブドウ、リンゴ、バナナなど)は、与えすぎると健康を害する可能性があるため、注意が必要です。

絶対に与えてはいけない野菜

与えてはいけない野菜の種類は基本的には猫と同じ考え方です。

ネギ類

  • ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニクなど)は、硫化アリル化合物と呼ばれる刺激物を含んでおり、爬虫類の消化器系に負担をかけ、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす可能性があります。特に、ニンニクは非常に強い刺激性があり、最悪の場合、死に至らしめる可能性もあります。

ジャガイモ

  • ジャガイモは、ソラニンと呼ばれる毒素を含んでおり、これが嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こす可能性があります。特に、緑色の部分にはソラニンが多く含まれているため、与える場合は取り除く必要があります。

まとめ

爬虫類に与える野菜の選び方や与え方、さらに押さえておきたい栄養素について詳しくご紹介しました。

この記事を読んでわかったと思いますが、これだけを与えておけばよいという野菜はありません。何事もバランスということが分かったと思います!

大切なペットと長く一緒に過ごすために、必要な栄養素をバランスよく与えて健康を保ってあげましょう!

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