近年、ペットとして爬虫類を飼育する人が増えています。しかし、爬虫類は犬や猫とは異なる生態を持ち、病気や怪我の症状も表れにくいです。表情などから読み取ることも非常に困難です。また犬や猫と違い診察してくれる動物病院はとても限られています。爬虫類に精通した獣医師がいる動物病院を見つけることが重要です。
本記事では、愛する爬虫類の健康を守るために、信頼できる爬虫類専門病院を見つけるためのポイントを詳しく解説します。

この記事は以下のような人におすすめ
・「爬虫類が病気やケガをした時に診てくれる動物病院を探したい人」
・「動物病院の探し方がわからない人」
この記事を書いた理由
私は2022年7月頃から、生後1か月ほどのヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の飼育を始めました。専用ケージの準備が間に合わず、高さの低い虫かごで3日ほど飼育することにしたのですが、夜中に隙間から抜け出してしまい、逃げ出してしまったのです。
当時は朝姿が見えずパニックになりました。虫かごから10m以上離れたお手洗いで発見しました。間に扉が3枚ほどありましたが、すべて扉の下を潜って移動したのでしょう。
間違えて踏んでしまうようなことがなくて本当に良かったです。

該当の仮置きの虫かごは高さ1mくらいのラックの上に置いてありました。そこから飛び降りたためかお腹が黒くなっており、内出血をしておりました。


空気穴が小さかったため、蓋を少しずらしていたのですが、しっかり上部を密閉しておかなかったことを心底後悔しました。
お腹の内出血に気がつき、すぐに動物病院を探しましたが家の周りにはエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院が見つからず、数件の動物病院を車で移動して診てくれる病院を探しました。
動物病院の中でもエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院自体少ないです。数も少なく数十キロに1件程度です。また『エキゾチックアニマルを診察できる』と記載されていても、『爬虫類や両生類を除く、ウサギ、ハムスター、インコやオウムなどの鳥類、モモンガやハリネズミ、フクロモモンガ』がほとんどでした。
ウサギやハムスター、鳥類などは爬虫類よりも飼育が一般化しているため、私はエキゾチックアニマルに哺乳類や鳥類が含まれているとは思っておらず、初動が遅れてしまいました。

エキゾチックアニマルって、トカゲとかヘビのことじゃないの!?
『エキゾチックアニマルを診察できる』と謳っているのに『爬虫類は診れない』と断られたことにショックを受けました。10件以上エキゾチックアニマルを診てくれる動物病院に車で駆け込みましたが断られ続け、『爬虫類を飼育することのハードル』を感じました。
たまたま家から20km程度の距離に爬虫類も診てくれる動物病院が開院されており、診察や薬を出してもらえましたが、やはり爬虫類を飼う上で事前に大切なペットを診てくれる動物病院を調べておくべきだと強く感じました。

事前に調べておけばよかった。。。
とならないために、みなさんにも爬虫類を診てくれる動物病院の探し方を教えたいと思います。
私がおすすめしたい爬虫類を診てくれる動物病院の探し方は、以下の3つです。
おすすめの順番は、[おすすめ度(高)]①>②>③[おすすめ度(低)]です。
- 『GoogleMap』や『Bing 地図』で検索→電話する
- 『Calooペット』で自宅周辺の動物病院を調べる
- 『爬虫類を飼育している人』にコンタクトを取って聞いてみる
『GoogleMap』や『Bing 地図』で検索→電話する

一番単純ですが、確実です。
手順としては、スマホやPCで『Google Map』や『Bing 地図』を開き、検索欄に『爬虫類 病院』と入力しましょう。
そうするとご自宅の周辺の『爬虫類 病院』に該当する動物病院が出てきます。
爬虫類にもいろいろサイズや種類がいますので、ご自宅の近くのエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院の営業時間内に片っ端から電話しましょう。
自身の飼育している生体の種類を伝えて、診察が可能かを聞きましょう。
いきなり病気やケガの生体を持ち込み断られてしまい、長時間生体を連れまわしストレスや身体的負荷をかけることを回避することができます。私はこのパターンで、生体に負荷をかけてしまったと思います。。。
『Calooペット』で自宅周辺の動物病院を調べる
2つ目の手段として、『Calooペット』という動物病院を探すことができる専用サイトがあります。
https://pet.caloo.jp/『エリア』および『動物の種類』を指定することができ、ご自身の住んでいる地域の爬虫類を含むエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院を探すことができます。
引用元:https://pet.caloo.jp/
新規の開院や閉院情報については、『GoogleMap』や『Bing 地図』のほうがリアルタイム性はあるかもしれませんが、口コミ含めて探すことができるため、最初の取っ掛かりとして十分使用できると感じました。
ご自身の住んでいる地域や最寄駅から個別のエキゾチックアニマルを診察してくれる動物病院を探してみましょう。
『爬虫類を飼育している人』にコンタクトを取って聞いてみる
まだまだ爬虫類はハムスターやハリネズミ、モモンガやインコなどの鳥類と比べると、コミュニティが小さく周りに飼育している人もなかなか出会えない状況です。
しかし昨今のX(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSで飼育していることをオープンにしている方や、爬虫類飼育アカウントとして日々飼育している生体のかわいい姿や成長記録を公開している人も増えてきています。
地域を公開している人もいますので、その方にコンタクトを取って聞いてみるというのも1つの手です。
私を含めた爬虫類飼育者は、『一般的に爬虫類飼育が広がって欲しい』と考えている人も多く、初心者の方に親切に教えてくれる人も多いはずです。※昨今のTVメディアでヘビやトカゲが狂暴な生体だという扱いは不快です。
千葉県でお勧めの爬虫類を診察してくれる動物病院についてなら、私からもご連携できますのでお悩みの方は『問い合わせ』からご連絡ください。
まとめ
愛する爬虫類の健康を守るためには、信頼できる爬虫類専門病院を見つけることが重要です。
私もこの記事でまとめた方法でエキゾチックアニマルを診てくださる良い動物病院に巡り合うことができました。飼育しているヒョウモントカゲモドキもX線検査やお薬(血液の凝固剤)をもらい、経過観察をしながら内出血が治るのを待ちました。

今ではすっかり大きくなって元気いっぱいです。

爬虫類を飼う上で、生涯飼育中に必ず1度は体調不良やケガをすると思います。
クル病や結石、拒食や火傷、脱皮不全による指飛び、卵詰まりなど、さまざまな病気やケガが想定されます。大事なペットのためにも、必ずご自宅から通院できる動物病院を1つは見つけておきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。