【初心者向け】ニホンヤモリの飼育環境と飼育方法!日本固有種の魅力

ニホンヤモリ_サムネ
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日本の家屋にひっそりと暮らすニホンヤモリ。

その愛らしい姿と、身近な存在であることから、ペットとして飼育する人が増えています。本記事では、ニホンヤモリの魅力、飼育環境、飼育方法について、詳しく解説していきます。

この記事は以下のような人におすすめ

「日本固有種のニホンヤモリの魅力を知りたい人」
ニホンヤモリを捕まえたけど飼育方法がわからない人

ニホンヤモリを捕まえて飼育したい人

目次

ニホンヤモリとは?

ニホンヤモリ(学名:Gekko japonicus)は、日本に生息するトカゲの一種で、一般的に「ヤモリ」と呼ばれることもあります。家屋の内外で見かける機会が多く、私たちにとって身近な爬虫類です。

ニホンヤモリの名前の由来

諸説ありますが、以下が一般的な由来です。

守宮:ヤモリは漢字では「守宮」と書きます。これは家を守ってくれるという意味があり、家を守る神の使いと古くから人々に親しまれてきました。

ヤモリ: 語源は諸説ありますが、「夜守」や「家守」など、夜に家を守ってくれるという意味に由来すると考えられています。

ニホンヤモリの特徴

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見た目: 大きな瞳と、壁を自由に動き回るための吸盤状の足が特徴です。体色は灰色や褐色で、環境に合わせて変化します。

生態: 夜行性で、昆虫などを捕食します。ゴキブリなどの害虫を食べてくれるため、益虫として知られています。

生息地: 日本の本州、四国、九州、対馬、屋久島など、暖かい地域に広く分布しています。人家周辺や樹木の洞などに生息します。

ニホンヤモリの分布や生態

ニホンヤモリの分布や生態についての特徴は以下の通り

分布

ニホンヤモリの自然分布は、日本の本州、四国、九州、対馬、屋久島など、暖かい地域に広く分布しています。人家周辺や樹木の洞などに生息します。

  • 日本の本州、四国、九州
  • 対馬、屋久島
ニホンヤモリ生息地

生息環境/習性

生息環境
ニホンヤモリ

ニホンヤモリは、日本の家屋や自然の中などあらゆる場所に生息しています。主な生息地は、以下のような環境です。

  • 住宅: 壁の隙間、天井裏、床下など、家屋のあらゆる場所に生息します。
  • 石垣: 古民家や石垣の隙間、石の下など、日当たりが良い場所を好みます。
  • 樹洞: 木の洞や樹皮の下など、自然の隙間も利用します。
  • 人工物: 街灯や電柱など、人工的な構造物にも見られます。
習性

ニホンヤモリの習性や生態については、以下の通りです。

  • 行動:主に夜行性で、日中は暗い場所で休んでいます。主に昆虫を捕食するため、夜になると活発に動き回り、壁を素早くよじ登ったり、天井を這い回ったりします。
  • 食性:主に昆虫を捕食します。コオロギ、ゴキブリ、ハエ、蚊など、家の中にいる小さな虫を好んで食べます。視覚と聴覚を頼りに獲物を探し、長い舌で素早く捕らえます。
  • 繁殖:春から秋にかけて繁殖期を迎えます。メスは壁などに卵を2個ずつ産みつけ、数回に分けて産卵します。卵は数週間で孵化し、小さなヤモリが生まれます。
  • 寿命:飼育下では5年以上生きる個体もいますが、野生のニホンヤモリの正確な寿命はわかっていません。一般的には数年の寿命と考えられています。
  • 冬眠:冬は温かい場所で冬眠します。
  • 擬態:周囲の環境に合わせて体色を変化させることがあります。
身体的特徴(サイズ/体重)
  • 最大全長: 約10~14cm (頭から尾の先まで)
  • 体重:約2.3~4.0g

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ニホンヤモリの飼育難易度は?

ニホンヤモリの飼育難易度は星1~2です。

「★☆☆☆☆」~「★★☆☆☆」

理由と評価

  1. 日本の気候に適応:日本原産のため、日本の気候に非常に適応しており、特別な温度管理が不要な場合が多いです。
  2. 病気への耐性:適切な環境下で飼育されれば、比較的健康で病気になりにくい種です。

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おすすめの入手場所

ニホンヤモリは、自分で捕まえるの1択です!

ほとんどの爬虫類ショップで売られることはありません。運がよければ500円~1000円程度で販売していることもありますが、いずれにしろWB(ワイルド個体)となるため、自分で捕まえましょう。

7月から10月にかけて岩場や住宅の外壁などで見つけることができます。

ベビーは早朝や夜、アダルト個体は夕方~夜にかけて見つけることができます。

おすすめは、街灯がある夜のコンビニやジム、飲食店の駐車場です!
私は10匹以上見つけたことも有り、捕獲経験も複数あります。

おすすめの飼育環境

以下おすすめの飼育環境となります。

飼育用品

以下のような飼育用品があれば飼育できます。

  • ケージ(横30cm×奥行30cm×高さ20cm程度)
  • シェルター(ニホンヤモリの体がすっぽり入るくらいのサイズ)
  • ペットシーツ
  • パネルヒーター
  • 温度計・湿度計水入れ(トグロを巻いて全身が付かれるサイズ)
  • ヒーティングトップ(冬のみ)

温度(目安)

温度の目安は以下の通りです。

時間帯温度
日中22~28℃
夜間18~25℃

湿度(目安)

湿度の目安は以下の通りです。

時間帯湿度
日中/夜間60~70%

どちらかというとジメジメした住処を好みます。

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おすすめの餌

ニホンヤモリのにおすすめの餌は以下です。

  • ヨーロッパイエコオロギ(活き餌)

WC(ワイルド個体)は基本的に冷凍コオロギや人工餌を食べません。理由としては自然界に動かない虫いないからです。動かない=食欲をそそらないため、人工餌などで飼育は難しいです。

給餌の頻度は以下を目安にしてください。

サイズ給餌頻度
幼体/ベビー(1歳未満)毎日
成体/アダルト(1歳以上)2~3日に1回

私はベビーのニホンヤモリを捕まえてきて、以下のSSサイズのイエコを与えていました。

食べきる前に大きくなってしまうので、50匹くらいでもいいかなとは思いました。

まとめ

ニホンヤモリは、日本の自然の中で暮らす身近な生き物です。

その可愛らしい見た目と、害虫を食べてくれる益虫としての側面から、多くの人々に愛されています。飼育する際は、正しい知識を身につけ、責任を持って飼育しましょう。

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