【初心者向け】爬虫類の主食!冷凍マウスの選び方から与え方まで徹底解説

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本記事はマウスを爬虫類の餌として表現しています。マウスをペットとして可愛がっており、不快になる可能性がある方はホームへお戻りいただければと思います。

爬虫類を飼育する上で、餌選びは非常に重要な要素の一つです。特に、ヘビやトカゲなど肉食性の爬虫類にとっては、冷凍マウスは高栄養価で保存も手軽なため、扱いやすい餌として人気があります。

本記事では、プロの視点から冷凍マウスの購入方法与える目安のサイズ解凍方法、そしてヘビやトカゲのサイズ別による与える冷凍マウスのサイズなど、爬虫類の餌である冷凍マウス関する様々な情報を詳しく解説していきます。

この記事は以下のような人におすすめ

「冷凍マウスを与える爬虫類を飼育する予定の人
「爬虫類の餌について詳しく知りたい人

冷凍マウスの解凍方法を見直したい人

目次

なぜ冷凍マウスなのか?メリットとデメリットは?

冷凍マウスは、多くの爬虫類飼育者から選ばれる人気の餌です。

冷凍マウスの栄養素

栄養素

冷凍マウスは、爬虫類にとって高タンパク質な食事として広く利用されています。

タンパク質と脂質が豊富となっており、ヘビや大型の爬虫類のメインの食事となります。また小型爬虫類~大型爬虫類の栄養不足時や出産後の「完全食」としても有効です。

冷凍マウスから以下の栄養素を取ることができます。

  • タンパク質
  • 脂質
  • カルシウム(Ca)
  • リン(P)
  • マグネシウム(Mg)
  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • 銅(Cu)
  • 鉄(Fe)
  • 亜鉛(Zn)
  • マンガン(Mn)

栄養素の役割

爬虫類に重要な栄養素の役割について、触れていきます。

タンパク質の役割

筋肉や組織の成長に不可欠な栄養素です。アミノ酸スコアが高く、爬虫類の成長をサポートします。

脂質の役割

爬虫類のエネルギー源となり、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。

ビタミンの役割

ビタミン A、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンが豊富です。特にビタミンAは、視力や皮膚の健康維持に重要です。ビタミン不足から併発する病気もあるため、気にするべき重要な栄養素です。

ミネラルの役割

カルシウム、リン、鉄など、骨や血液の形成に必要なミネラルを含みます。幼体期は特に重要な役割となります。

冷凍マウスのメリットとデメリット

メリット-デメリット

以下のメリット、デメリットが挙げられます。

メリット

冷凍マウスのメリットは以下の通りです。

栄養価の高さ:生きた昆虫に比べて、栄養バランスが安定しており、必要な栄養素を効率的に摂取させることができます。

衛生面:一度冷凍されており、活餌の昆虫やマウスに比べて、病原菌や寄生虫のリスクが低く、飼育環境を清潔に保てます。

保存性:冷凍保存することで、長期にわたって新鮮な状態を保てます。

入手性:爬虫類専門店などの店舗やオンラインショップなどで手軽に入手できます。

扱いやすさ:生きた昆虫に比べて、扱いやすく、ピンセットで簡単に餌やりできます。

デメリット

冷凍マウスのデメリットは以下の通りです。

コスト:生きた昆虫に比べて、やや高価な場合があります。

冷凍マウスの購入方法

冷凍マウスは、爬虫類専門店、オンラインショップなどで購入できます。

購入方法

主な購入方法は以下2つです。

  • 店舗で購入:爬虫類専門店やペットショップで購入する方法
  • オンラインショップで購入:楽天やアマゾン、専用の爬虫類ショップなどからオンラインサイト上で購入し、冷凍専用配達車で配達してもらう方法

店舗購入する際の注意点

店舗購入
品質

品質については、注意しましょう。ファーム等で育成したものを買い入れて販売しているならよいですが、自家製の冷凍マウスの場合は注意が必要です。

冷凍マウスの作成には、瞬間冷凍または急速冷凍ができる冷凍庫や専用のマシンが必要となります。自家製で品質が低い場合、腐敗や異臭が発生しており爬虫類ペットが餌付かない可能性があります。

自家製の場合には、少量購入して様子をみて信頼できるようであれば追加購入するようにしましょう。

持ち帰り方法

店舗購入の注意点としては、持ち帰り方法です。一度解凍されてしまった冷凍餌は腐敗が進んでしまうため、再度冷凍して使用することはできません。※腐敗臭がするのか、爬虫類が餌付きません。

暖かい時期は特に注意が必要です。

コツとしては、以下を守りましょう。

  • 長時間持ち歩かない。購入したら寄り道せず帰宅する。
  • 『アルミ製や釣り用などの保冷バック』『大量の保冷剤』で冷凍状態を保つ

オンラインショップで購入する際の注意点

オンラインショッピング
口コミやレビューの確認

オンラインショップの場合も品質については、注意しましょう。口コミをしっかり確認して信用できるショップで購入することが大切です。

おすすめの購入方法と理由

私のおすすめはオンラインショップです。

「店舗購入」の場合も、多くは以下のようなフローになると思います。

『ファーム』→『店舗』→『購入者の自宅』

「オンラインショップ」で直接ファーム等から購入することで最短経路で入手できます。

『オンラインショップ』→『購入者の自宅』

またオンラインで購入すれば冷凍専用車で宅配してもらえるため、移動する際の解凍のリスクも回避できます。

イメージは以下の通りです。

ショッピングフロー

冷凍マウスの種類(サイズ)

マウスはサイズによって名称があります。オンラインショップや店舗でも通じる名前になっていますので、ぜひ覚えていってください!

冷凍マウスの種類と名称

ピンクマウス
ピンクマウス

サイズ:約2~4cm程度

生後1週間程度の小さなマウスで、小型のヘビやトカゲの幼体などに適しています。とても小さく爬虫類としても食べやすいサイズです。しかしマウス側に栄養が少ないため、必要に応じてカルシウムをダスティングするなど工夫しましょう。

ホッパーマウス
ホッパーマウス

サイズ:約5cm程度

若干成長したマウスで、小型から中型のヘビやトカゲに適しています。

アダルトマウス
アダルトマウス

サイズ:約8~11cm程度

成体マウスで、中型から大型のヘビやトカゲに適しています。

冷凍マウスの与える目安のサイズ

給餌する際の餌サイズ

冷凍マウスのサイズは、爬虫類の種類、年齢、個体差によって異なります。一般的には、爬虫類の頭の大きさを目安に、少し大きめの冷凍マウスを与えるのが良いとされています。

サイズ選びのポイント

サイズ選びのポイントは以下の通りです。

  • 飲み込みやすさ: 大きすぎると、爬虫類が飲み込む際に苦労したり、消化不良を起こしたりする可能性があります。
  • 栄養バランス: 小さすぎるマウスばかり与えていると、必要な栄養が不足する可能性があります。給餌する爬虫類のサイズに合わせたマウスを与えましょう。

冷凍マウスの解凍方法

冷凍マウスの解凍方法には、いくつか方法があります。おすすめの解凍方法もあわせて紹介します。

「4つの解凍方法」と「おすすめの解凍方法」

冷蔵庫解凍
冷蔵庫解凍

一晩かけて冷蔵庫でゆっくりと解凍する方法です。最も安全な方法ですが、時間がかかります。

爬虫類に与える際に冷たいと食いつきが悪いので、与える前にぬるま湯で少し温度を上げることをおすすめします。

湯煎解凍
湯煎

ジップロックなどの密閉袋に入れた冷凍マウスを、熱湯に入れて湯煎して解凍する方法です。比較的短時間で解凍できます。マウスの中身がしっかり解凍されるため、時間がない時にもおすすめです。

流水解凍
流水解凍

ジップロックなどの密閉袋に入れた冷凍マウスを、流水にあてて解凍する方法です。比較的短時間で解凍できますが、マウスの中身が解凍されていない可能性があるので、温度管理が難しい場合があります。

電子レンジ解凍
電子レンジ解凍

電子レンジ可の器にいれて、電子レンジで解凍する方法です。

最短時間で解凍できますが、加熱しすぎると内臓が破裂する可能性があります。また大型の冷凍マウスでしたらよいですが、ピンクマウスなど小型の冷凍マウスだと、調整が難しいです。爬虫類飼育者でもやっている人は少ない方法でしょう。

おすすめの解凍方法

おすすめは以下の通りです。

解凍方法おすすめ度
冷蔵庫解凍
湯煎解凍
流水解凍
電子レンジ解凍×

時間があれば、「冷蔵庫解凍」がおすすめです。ただし前日から解凍が必要になりますので、事前に準備できない場合には、「湯煎解凍」にしましょう。

解凍時、解凍後の注意点

解凍時や解凍後の注意点です。

細菌

以下の衛生面について特に注意しましょう!

解凍した冷凍マウスは、細菌繁殖のリスクが高いため、早めに与えるようにしましょう。また一度解凍した

解凍後は、常温に長時間放置せず、すぐに与えるか、冷蔵庫に戻しましょう。

まとめ

冷凍マウスは、爬虫類の栄養補給に役立つ便利な餌ですが、種類、サイズ、解凍方法など、注意すべき点がいくつかあります。本記事を参考に、あなたの飼育している爬虫類に合った冷凍マウスを選んであげてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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